作業場での修復工事が終わり現場にて建て方が始まりました。
腐食していた妻の虹梁と斗組みを、新品に作り替えました。
屋根下地も出来て、瓦工事が始まりました。
鬼瓦が付き、真ん中に家紋も入れました。
斗組みも洗い、腐食している部分は修理して、塗装もして綺麗に成りました。
修復した部分は、余り目立たない様に古色と言う色合わせをして、全体に合う色にして、くみ上げています。
格子天井板は、新品に取り換えて、直しました。
作業場での修復工事が終わり現場にて建て方が始まりました。
腐食していた妻の虹梁と斗組みを、新品に作り替えました。
屋根下地も出来て、瓦工事が始まりました。
鬼瓦が付き、真ん中に家紋も入れました。
斗組みも洗い、腐食している部分は修理して、塗装もして綺麗に成りました。
修復した部分は、余り目立たない様に古色と言う色合わせをして、全体に合う色にして、くみ上げています。
格子天井板は、新品に取り換えて、直しました。
解体して工場に搬入しました。柱の根ホゾが無くただ石の上に乗っていただけの状態でした。
これに作りホゾして、石と柱の位置がずれないょうに固定します。
柱の頭部、これもホゾが無く柱と斗組みとの接合部が止まらない状態になっていました。
これもまた、作りホゾして固定出来るように修復して行きます。
化粧母屋、継ぎ手が作って有りましたが、反対の材料が腐っていたためここで作り直します。
茅負、建っている時は、そんなに腐食していない様でしたが、解体してみるとあちらこちら腐食してボロボロに成っていました。
材料も鳩のフンで染みがつき、虫が湧いて木の表面を食べていました。
雨漏れして腐食した後。
ほとんど四隅の角が腐食していました。
割れや腐食のひどい材料は、交換して修理します
隅木が真ん中で折れていたため、作り直しました。これに古色を塗り全体の色を合わせて仕上げます。
裏甲も見えている部分は腐食していませんが、中に入っている部分は、ひどく腐食しています。
茅負や木負等の隅の腐食のひどい部分は作り直しました。
垂木や斗組の一部も腐れや、割れて壊れている部材は、作り直しました。順次ダメなところを、修理して直して行きます。
外陣内部の組み物が組みあがりました。
天井の下地、廻渕が取り付いて、これから格天井の準備に掛かります。
長押、体力壁の構造用合板、格子情に組んだ体力壁下地、地震に備えて耐震壁を、多く作って有ります。
本堂四隅には、耐震壁で地震対策
お寺様が棟札を、書かれました。
裏には当社の名前と、仏壇店の名前も書いて頂き、これを天井の屋根裏に上げました。
修復前の鐘楼堂、瓦が大分傷んでいて、雨漏りもした後が見られます。
以前に補強を、鉄骨でしたらしいのですが、非常に見た目も悪く、無理やり付けた感じがします。
瓦を下して下地を見てみると、あちらこちらに、雨漏りの跡があり、大半下地が腐っていました。
特に四隅の棟の上がひどい状態です。
ほとんど腐っています。
野隅木や、垂木、野地板等が雨漏りで腐り、その影響で裏甲までもが、腐っていました。
破風の下や、隅の上が一番ひどい状態です。
全て垂木を、外して見たら鳩のフンだらけでした。土納袋15杯ぐらいフンが有りました。約150年分のフンでした。
下から見ても分かるぐらいに傷んでいました。
雨漏りで軒下の板までもが腐り、瓦の泥が落ちてきて、板の上に落ちて、板が腐ってしまいました。
瓦を下す前の、軒下の状態
前回の修理でしたらしいのですが、貫が腐り始めていたのでボルトで、柱を引っ張り、貫から地面にまたボルトで引っ張って有りました。
この修理の仕方は、見た目が悪く、余り効かない修理の仕方です。今回の修理は完全に最初の形に復元します。
本堂耐震改修工事
書院、玄関耐震改修工事と増築工事
3月に本堂と書院の耐震改修工事を、行ったお寺様の落慶法要が有りました。
大勢の檀家様や、お稚児行列もあり沢山の人々がお参りに来ていただきました。
総勢1200人位お集まり頂けました。
本堂中での落慶法要
住職様や役員様の挨拶
法要で、お稚児さんが、内陣周りを歩きながら散華を撒いています。
改修後の余間の状態
復元した、余間の襖絵
内陣の須弥壇と御宮殿
内部の天井を壊すために足場を組んで丁寧に解体して行きます。
天井の板や、天井竿なども壊れないように釘を一本づつ抜いて解体します。
天井を解体すると小屋裏の丸太などが見えるようになりました。
外した材料などは、場所ごとに番号を付けて整理していきます。
外陣の天井が全部解体終了しました。
天井裏には、220年分の鳩のフンや誇りが10センチ以上積もっていました。ほこりが凄かったです。
約220年前に建ったお寺を、耐震補強と腐食した部分の交換と本堂を少し小さくする工事に掛かりました。
とても大きくて立派な本堂を、解体して一回り小さくして、立て直しします。
立派な本堂だけあって、良い材料が使って有ります。そのまま使える物は使って再生します。
基本元の材料は、使える物は使いますので、全て手壊しで解体します。作る順番の全く逆の方法で解体した行きます。
本堂の銅板一文字屋が葺きあがりました、新しいうちはピカピカ光って貫録が有ります。
色々な角度から眺めて見ても綺麗な屋根に収まりました。
本堂正面から見た雄姿です。
棟の鬼飾り、設計士の先生と相談して形や大きさを決めました。
銅板は滑るので足場を、作りながら順番に上に葺いて行きます。
棟の上に鬼の原寸台の大きさを型紙で作り、遠くから眺めて、バランスが良いか確かめて決めました。
鬼の正面、このぐらいがいいか、何度も見直したり、形を作り治したりして決めて行きます。
職人さんにも立ち会って、いろいろな角度から眺めて、確認していきます。
全部葺き終わり、鬼や棟も完成しました。
銅板葺しか味わえない、良さがあり綺麗に屋根の反りが出ています。
平成29年今年も始まりました。
去年見たいに今年も頑張って仕事をしていきたいと思っています。
今年もよろしくお願い致します。
銅板屋根工事が進み平場が半分以上葺きあがりました。
一文字の六切りで葺いて有ります。
軒付の銅板、見付け三段で上がっています。
隅の方に行くにつれて増しが付いているのでその分割り付けも増して付けて有ります。
離れの屋根が、完成しました。腰葺き見たいに段差を付けて、変化を付けて有ります。
屋根上から見た背景
軒付と裏甲の下端の板金張り
化粧垂木など下部の化粧材が無いために、丸太の梁の曲がり具合を利用して屋根を、作って有ります。
全て曲がった梁で、屋根の構造を持たせて有ります。
11月12日に善立寺様の上棟式が執り行われました。
住職様や、役員の皆様、関係者の方が大勢参加して頂きました。
住職様のお礼のあいさつ、ここまで来るのに予定より約2年遅れて、この日を要約迎える事ができて、大変嬉しいとおっしゃっていました。
色々な事が有り、凄く大変だったと思います。
内陣正面の丸太組み、梁などを太い物を使って有ります。
向拝正面の虹梁の上の蛙股の彫り物、竜神様が掘って有ります。
本堂の全景、狭い町に建てましたので少し目立たないです。
瓦工事も進み、妻が葺きあがりました。本葺き瓦だけあって重厚感が有ります。
瓦わひっかける下地組、現代は土を使わずに少しでも軽くする方法で、施工します。
11月5日に今建設中の本堂と離れの上棟式が、執り行われました。天気にも恵まれて大勢の人が参加して頂きました。
旧本堂の材料の一部を虹梁を、使って内陣正面に見える様に再利用してあります。
上棟式が始り檀家の皆さんや、建設役員の方々のお参りして頂きました。
上棟式の後に、工匠式を行いました。引き綱の儀
引き綱の儀では、檀家の皆様にも参加して頂きました。
工匠式の後にお寺様や、役員の皆様からの、餅投げが有りました。
檀家様や地域の皆さん来て頂いて、盛大に執り行われました。
背筋連鎖の状況、図面道理に鉄筋が組みあがっているかの検査です。
検査する場所と、組み方の説明の黒板
距離と、間隔が、合っているかの検査。
内陣、外陣境の欅の丸柱が、建ちました。
内陣から余間にかけて柱を組みます。
内陣廻りが組みあがりました。
丸太も組みあがり小屋組みが、上がりました。
敷地が狭いので、奥に長い本堂に成ります。
廊下廻りの桁を組んで、これから屋根に掛かります。
地鎮祭を、住職様と役員の方で行いました。
熱い中役員様と設計士と当社社長の首席で行われました。
鎌入れの儀と鍬入れの儀も行われました。
床付の状態、地盤を設計の高さまで堀、砕石を挽きます。
場所と深さの確認
防水シートを挽いて捨てコンクリートの打設
建物のした全体に、湿気が上がってこない様に防水シートを挽きます。
捨てコンクリート打設完了、これから鉄筋組に入ります。