軒先が下がってしまい垂木と茅負が離れてしまい危険な状態です。
瓦の隅鬼の、二ノ鬼付近で屋根が折れてい居ます。
瓦全体にずれなどが有りますが、今回は庇の折れた部分の修理に成ります。
離れて見ると庇が折れているのが良く分かります。
足場を組んで修理に入ります。
軒先が下がってしまい垂木と茅負が離れてしまい危険な状態です。
瓦の隅鬼の、二ノ鬼付近で屋根が折れてい居ます。
瓦全体にずれなどが有りますが、今回は庇の折れた部分の修理に成ります。
離れて見ると庇が折れているのが良く分かります。
足場を組んで修理に入ります。
基礎工事の補強と不陸調整工事に入りました。
昔の亀腹、薄くモルタルで塗り上げて有るだけの為、割れていたり、下がっています。
浜縁を撤去して、本堂の柱を見ると至る所に高さ調整か柱が短かった、為かパッキンがして有りました。
柱の通りも悪く、石の真ん中に柱が立っていません。
地盤が下がって土台と柱に隙間が空いています。
至る所にパッキンがして有ります。
昔の基礎石、天端が丸いしいを使って有る為柱が全部乗っていません。
石の中央に柱が来ていません、ずれていてなおかつ斜めの所に柱が立っています。
柱下のパッキンもずれていました。
柱の高さ調整をしながらジャッキで持ち上げて水平に直して行きます。
土で埋まっていた基礎石周りを掘り下げてコンクリートで石を固定します。
京都本山の総会所の向拝の虹梁
譲り受けて西生寺様の向拝の虹梁に再利用します。
長さが長い為に彫刻部分だけを製材して取り出して、短くして使います。
彫刻部分を切り取って見ても木材の芯は新品そのもの物凄く綺麗な材料です。
これを上手に新しい本堂に組み込みます。
庇部分の工事、隅木が収まり茅負を繋いで行きます。
本堂裏側の庇部分、ここは庇の出が少ないですが桔木を入れて丈夫にします。
桔木を固定して野垂木を打ちます。
表の隅木、庇を長くして本堂のバランスを取ります。
本山から譲り受けた、向拝の手挟これを磨いて加工し直して再利用します。
向拝柱の上の斗共、100年経った様には見えないぐらいしっかりしています。
虹梁を短くして新しい本堂のサイズに直しました。
いよいよ最終組み立て、本山の総会所の材料が再び組み上がります。
譲り受けた向拝の材料、向拝回りは全て譲り受けた材料を再利用しました。
向拝が組み上がりました。
蟇股も譲り受けた材料、彫刻が素晴らしいです。
京都で100年、岐阜に来てこれから300年400年と本堂を支えてくれるでしょう。
向拝の下からの風景。
柱と虹梁と木鼻
2年後に再び姿を再現しました。本山の方も完成後には一度見に来るそうです。
良い物は再利用して使いましょう。