社寺建築新築・改修・耐震・整備工事

海津町圓心寺様鐘楼堂改修工事終了

破風はまだ使えましたので、洗いを掛けて使いました。

南側の妻虹梁と差し母屋などは腐食が激しいために交換しました。

裏甲、桔木等は全部交換しました。屋根を支える重要な部材の為に。

桔木は、ほぞを造り茅負に差し込んで外れないようにして有ります。

屋根下地のほぼ完成です。

野地板を打って屋根が完成しました。

改修後の屋根の形です。

150年前の屋根の姿に戻りました。

組物なども昔のままの材料です、洗いを掛けて磨き塗装をしました、ほぼ新品の様に見えます。これから瓦工事に入って行きます。

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海津町の圓心寺様の鐘楼堂改修工事の建て方開始

 

柱と貫を、新品に交換して、頭貫と木鼻は腐食が少なかったので一部直して再利用しました。

組物や桁も洗いをして再利用してあります。

野物や、梁丸太、天井板などは、割れたり虫食いがひどかったために全て交換しました。

修復した、組物と、頭貫と桁、新品の柱とそれほど気にならないぐらいまでに洗いを掛けて直して有ります。

骨組み全体が組みあがりました。

新設した、梁と鐘釣張り

化粧隅木等は、見えない所で折れていましたので、工法を変えてまた再利用しました。

軒先の茅負、木負等は腐りがひどかったために使える所は、つかい腐食している部分は交換しました。

隅木や、軒先部分の木負いが納まりました。

雨漏りがひどくて腐食のひどい所の材料、垂木、木負、茅負、裏甲は交換して古色を付けて新品と、古材と分からない様にして組あげました。

 

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海津町の圓心寺鐘楼解体修理開始

瓦を下して屋根の下地だけにして、これから下地を直します。

四隅に雨漏れの後がしっかりと有り、腐食している部分がかなり広い範囲で有りました。

角にも雨漏れで腐って、下地から化粧の裏甲までも腐食しています。

屋根も垂木が外れて変形して、垂木が折れていました。

棟木の所も、垂木が全部外れています、軒先が下がり引っ張られて垂木が外れて下がったと、思います。

雨が漏れていて下地が腐り下まで貫通していました。

解体途中から仕事内容を変更して、全解体することにしました、余りに傷み具合がひどくて、どこまで治すか考えていて、いっその事すべて壊して直した方が早いと判断しました。

結果屋根と、柱も全て一度解体して、工場に持ち帰る事にしました。

屋根の至る所が、腐食していて何所まで治したらいいのか、考えていっその事傷んでいる所を全て直した方が良いと考えました。

 

解体が終了して、工場に持ち帰る事にしました。すべて解体することにより、中途半端でなく、しっかりとした修理が出来ると思いました。ただ今工場にて修理中です。

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一宮市の正瑞寺様耐震補強工事

本堂の四隅に格子状の耐力壁を設置しました。

格子を組むことで前面に力が伝わり地震の力でも少ない壁で耐力が出る様にして有ります。

本堂内部も地震に耐えれる様に耐力壁を増やしました。

裏廊下の壁面に押入れを、増設してその壁にも筋違などを増やしました。

既存の柱を交換出来る所は、交換し梁などの弱い部分は補強して、また新たに部屋を増設しました。

部屋の増設と既存分部とが分からない様にほぼ新築みたいに仕上がりました。

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海津町圓心寺の鐘楼堂の改修工事

現在の建物が約150年前に建てられた鐘楼堂

 

瓦がずれて落ちてきて、雨漏りがする状態

棟瓦の下の分部、下地材が外れて陥没している状態

柱の根本が、半分腐って無くなっています。

屋根の重みで軒先が下がり、垂木が屋根地に食い込んでいます。それだけ屋根が下がっていることのしるしです。

貫が腐ったり、風化したりして、柱から外れていたり、隙間だらけになっています、そのために倒れる危険が有りますので、鉄骨で補強がして有ります。

これを直して行きます。

 

 

 

 

 

 

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