建て方が始まり柱をくみ上げます。
虹梁や三ツ斗組等は前の鐘楼堂の材料を再利用して組み上げます。
桁や棟木等は新材で作ります。
再利用する材料は新しい材料と会うように修正、修理などをしながら使います。
屋根をくみ上げて、瓦の下地工事に入ります。
前鐘楼堂は、桔木が入って居なかったために、庇が下がっていましたが、今回は桔木を入れました。
瓦工事に入り箕甲を本葺仕様にして、かけ瓦の施工に入りました。
軒先も伏せ終わり、瓦の線が出来ました。
当社では必ず軒の線を、隅では反り上げます。
そうする事で軒先が、隅では下がった様に見えないためと、仕上がりが綺麗に見えるためです。
手間は掛かりますが、立派に見えます。
鬼瓦が乗りました。
棟瓦の施工が終わりました。
地震などで棟が崩れない様に、棟瓦の中に木で下地を作ってそれにノシ瓦を積んで有ります。
鐘楼堂の完成です。本堂側から見た風景。
南側からの姿
東の道路側側から見た姿。
鐘楼堂のの内部、橦木も新しくしました。
土間も打ち直して、敷石も新しくしました。
地震対策もして有ります。
旧鐘楼堂
新鐘楼堂