社寺建築新築・改修・耐震・整備工事

愛知県愛西市の慶正寺様の基礎補強工事完了

本堂内の基礎補強工事が完了しました。

不陸調整して地盤を固めました。

本堂の西側、以前は玉石で土止めがして有り、長年の建物の荷重と地盤が柔らかいせいで

地盤の沈みがひどかった場所です。

本堂外周部分を全てコンクリート基礎で補強して地盤が崩れない様に補強しました。

本堂外陣の柱の基礎。

部分的に柱が短く基礎石と柱の間に枕木で調整して有った部分は、今回はその部分だけ基礎を

高打ちしてその下に敷石を置いて調整しました。

裏堂の廊下の地盤は、段差が有りコンクリート基礎で補強しますが、外周部分の土台が低い為に

段差を付けて土台にコンクリートが付かない様に施工して有ります。

元々の地盤も段差が有り、地盤が斜めになっていました。

本堂正面の基礎、以前は亀腹でなんとなく、丸くモルタルで押さえて有りましたが、今回は向拝の地盤まで

掘り下げて本堂の基礎が下がらない様にコンクリートの梁を作りました。

新たに耐震補強工事をする場所には土台を入れて、基礎と固定をして耐震壁を作ります。

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愛知県名古屋市の笠寺観音屋根改修工事

改修工事にあたりすやね工事が先行しました。

破風板と懸魚、破風板にはブリキの板が打ち付けて有りました。

以前の修理でしたと思いますが錆がひどく今回は取り外して銅板に交換する予定です。

瓦降ろし。

百年以上前の瓦の葺き方なので屋根土も大量に使って有りました。

昔は土で高さ調整をするので屋根地が悪いとその分土を多く使って瓦を葺きます。

巣屋根をかけて有る為瓦降ろしを全て手作業で行います。

瓦降ろしが終わり垂木、野地板の撤去も終わりました。

傷んでいる所が良く分かります。

下地材に古材が多く使われていて、折れている物や、雨漏れで腐食している物も多くあります。

西側の妻の庇は桔木が6本折れていて庇が垂れ下がっています。

順次修理に掛かります。

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