社寺建築新築・改修・耐震・整備工事

愛知県津島市の瑞泉寺様の稚児門

稚児門の新築工事の開始、以前は米松で作って有った為に白蟻の被害で倒れそうでした。

袖塀を以前の木組みからコンクリート製に替えて強度を増して、倒れにくく改良しました。

しかし見た目は依然と変わりなく作ります。

今回の材料は、総欅で作ります。柱から門の扉全て欅材です。

門の屋根が出来ました。

門自体の形が出来て、袖塀の屋根工事に掛ります。

袖塀をコンクリート製にする事により倒れにくく、地面より話すことにより白蟻の被害も防げます。

以前は裏に石の控え柱が有りましたがそれも無くしてスッキリさせました。

袖塀の屋根が完成しました。

左右対称に作って有りますので、見た目もバランス良く見えます。

門と袖塀にこの後瓦屋根が乗り、コンクリート部分は鎧張りの壁で覆います。

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滋賀県長浜市湖北町 等光寺様本堂改築工事開始

等光寺本堂正面、少し変わった作りです。しかし外陣は江戸時代中期に建てられた物を、

明治時代に移設した建物です。

移築した時に内陣部分を増築して作ったそうです。

今回の工事では内陣の増築した部分を切り離して外陣だけ残して、その奥に内陣の床だけを作ります。

檀家様の減少、建物の維持管理も考慮して減築します。

現状は、間口約四間 奥行約七間の入母屋の本堂を、改築後は正面四間、奥行き四間半の方形屋根に変更します。

瓦降ろしから初めて建物を軽くしてから基礎工事に移行します。

屋根瓦を下す時に天井の格子天井を外しました。屋根泥等が沢山使用有るので解体時に屋根から沢山落ちて汚れるのを防ぐために外します。

 

屋根下地の撤去、これから化粧庇周りを解体します。

建物が増築して有った部分、増築して有る部分は作り方が正面の方と違っていました。

古材がほとんどで使いまわしした材料で組んで有りました。

ほぼ屋根の撤去が終わり柱と梁丸太だけに成りました。

今回の工事で庇周りは新品に交換して、基礎も新たに作り耐震補強工事も行います。

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愛知県愛西市慶正寺様の不陸調整と補強基礎工事

柱の下を水平に切直して高さを基礎の上端に合わせます。

部分的に柱が短く石と柱の間に木で高さを合わせて有りました、それを今回は短い分だけ基礎を上げて柱に直に荷重が基礎に伝わる様にします。

本堂の周りの廊下柱、地面に埋まっていたので掘り下げてコンクリート基礎で水平に直します。

本堂の柱も部分的に土と接していたので白蟻の被害に有っていました。

不陸調整と一緒に基礎の高さまで上げます。

外周周りも土の加減で沈んだり、外に柱がずれたりしていたため、地盤が崩れない様にコンクリートの擁壁を作って支えます。

基礎石が大きい為、補強基礎を作る時に一体に成る様に基礎のコンクリートで包みます。

本堂外周周りの基礎石、地銀河悪く部分的に不陸が悪い為にこれ以上下がらない様に補強基礎と一体化させます。

糸を張り通りを出して真っすぐになる様にします。

崩れそうな所が有ったために、崩れない様に一度コンクリートで包みました。

本堂裏同の石組、根石や基礎石が無いために不陸が悪く最大で20cmほど下がっていました。

これを補強するために擁壁コンクリートを打って補強します。

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