大垣市の善教寺様の鐘楼堂
修理の依頼で現場を見に行きましたがかなりひどく修理より建て直した方が良いのではとお話し差せていただきました。
しかしお寺様も修理で新築までも予算を考えていないとの事、そこで予算を最小限に抑えるために使える物は再利用して予算を最小限に抑えて、新築する事に成りました。
道沿いに立っているため瓦がずれて今にも落ちて来そうな状態です。
全体に傾いて筋交いが付けて有りますが、傾きがひどく外れてしまい筋交いが利いてない状態。
解体の準備に入り瓦を下しました。昔なので沢山泥が載せて有ります。
瓦が乗っていてよく分かりませんでしたがかなり腐食が進んでいました。
角なども下から見ていたら今にも瓦が落ちそうだった場所、腐っていて釘などが利かない状態でした。
使える物は再利用して使うために、丁寧に解体しますが、ホゾが折れていて代わりに鉄筋棒が差して有りました。一度地震などで倒れている可能性が有ります。
以前10年ほど前に傾きがひどく今にも倒れそうだと言う事で柱の元をコンクリートで固めたらしいですが、一番やってはいけない事。
柱が逆に腐りやすく成り長持ちしません。
こう言う工事は一番ダメな工事で、余計に建物の耐久性を損ないます。