提灯が燃えてしまいその火が燃え移り、お社の屋根が燃えてしまいました。
新築の依頼が有り現地調査に伺いました、地元の方たちは新築を考えていましたが予算が無いとの事で、悩んでいましたので
修理したらどうかと提案させて頂きました。
修理出来るのなら成るべく元の姿に戻る事が可能なので、修理復元する事にしました。
修理したほうが、お値打ちに元の姿に戻ります。
屋根と建物の柱とを外して、作業場に持って帰ります。
屋根と本体を分離して、運び出しました。
基礎と本体も分離させて作業場に持って行きます。
燃えた部分の部材を全て外して、復元するために作り直します。
燃えていない部分は、磨いて汚れを落としました。
燃えた部材の寸法を取り、同じ物を作ります。
一つ一つ解体して、同じ寸法で作り直しします。
形や彫刻も分かる範囲で、元の形に戻して作り直します。
龍などの彫り物は燃え尽きてしまい、写真を参考に彫刻しましたが、少し立派になる様により良く掘り直ししました。
お社の四面に鶴の彫刻が有りましたが、燃えたのが二つでしたが、バランスをとる為に四枚全て彫り直しました。
柱の角に付いていた獅子鼻、以前の獅子鼻はあまり彫刻が良く無かったので、形よく彫り直ししました。
向拝の獅子鼻と、像鼻も小さいながらにも形よく作り直しました。