解体して工場に搬入しました。柱の根ホゾが無くただ石の上に乗っていただけの状態でした。
これに作りホゾして、石と柱の位置がずれないょうに固定します。
柱の頭部、これもホゾが無く柱と斗組みとの接合部が止まらない状態になっていました。
これもまた、作りホゾして固定出来るように修復して行きます。
化粧母屋、継ぎ手が作って有りましたが、反対の材料が腐っていたためここで作り直します。
茅負、建っている時は、そんなに腐食していない様でしたが、解体してみるとあちらこちら腐食してボロボロに成っていました。
材料も鳩のフンで染みがつき、虫が湧いて木の表面を食べていました。
雨漏れして腐食した後。
ほとんど四隅の角が腐食していました。
割れや腐食のひどい材料は、交換して修理します
隅木が真ん中で折れていたため、作り直しました。これに古色を塗り全体の色を合わせて仕上げます。
裏甲も見えている部分は腐食していませんが、中に入っている部分は、ひどく腐食しています。
茅負や木負等の隅の腐食のひどい部分は作り直しました。
垂木や斗組の一部も腐れや、割れて壊れている部材は、作り直しました。順次ダメなところを、修理して直して行きます。