修復前の鐘楼堂、瓦が大分傷んでいて、雨漏りもした後が見られます。
以前に補強を、鉄骨でしたらしいのですが、非常に見た目も悪く、無理やり付けた感じがします。
瓦を下して下地を見てみると、あちらこちらに、雨漏りの跡があり、大半下地が腐っていました。
特に四隅の棟の上がひどい状態です。
ほとんど腐っています。
野隅木や、垂木、野地板等が雨漏りで腐り、その影響で裏甲までもが、腐っていました。
破風の下や、隅の上が一番ひどい状態です。
全て垂木を、外して見たら鳩のフンだらけでした。土納袋15杯ぐらいフンが有りました。約150年分のフンでした。
下から見ても分かるぐらいに傷んでいました。
雨漏りで軒下の板までもが腐り、瓦の泥が落ちてきて、板の上に落ちて、板が腐ってしまいました。
瓦を下す前の、軒下の状態
前回の修理でしたらしいのですが、貫が腐り始めていたのでボルトで、柱を引っ張り、貫から地面にまたボルトで引っ張って有りました。
この修理の仕方は、見た目が悪く、余り効かない修理の仕方です。今回の修理は完全に最初の形に復元します。