基礎の耐震、不陸調整が終わりいよいよ屋根工事に入ります。
隅木を納めて化粧垂木を取り付けます。
軒先の茅負と、縋破風本堂の屋根の庇の部分が出来て来ました。
以前の本堂より軒先の反りをきつくして美しい線に見える様に変えました。
軒裏は小舞打ちとゆう工法に替えました。
桔木を入れて軒先が下がらない様に補強します。
桔木で屋根の荷重を支えるので、それに持つように材料の太さを決めます。
軒先の線、緩やかに曲線を描いています。
向拝の縋破風、古色を塗って全体と色が合う様にして有ります。
屋根が完成しました。入母屋の本堂が宝形屋根に様変わりしました。
以前の本堂は棟が高く急でしたので、本堂を小さくして屋根の形状も変えました。
向拝柱と虹梁も一端解体して、柱は根元が腐っていたので根継ぎをしました。