建物は四季の気候の変化に対応します。雨風や暑さ寒さ、乾燥や多湿の季節を、造り方でいかに防ぐかという人々の知恵と工夫で改良を重ねてきました。
私達は、木造軸組工法が一番適していると考えます。
無垢の梁や柱を使い、熟練の宮大工によって、その良さを最大限に活かし、木材をしっかりと見極め、確かな技術で施工致します。
桧(ひのき)、杉(すぎ)、欅(けやき)など日本には建築に適した良質な木材が沢山あります。
木は鉄骨やコンクリート等と違い、劣化のスピードが驚くほど遅く、独特な色や光沢を譲り出しより価値ある素材に変化していきます。
木にはそれぞれ特徴や個性があります。
構造を組み立てる時、どこにどのような木を使えばよいか1本1本考えながら決めていきます。
組み上げた後でも、木は収縮や曲がりなどある程度の変化は必ずあり、その性質を知り尽くし、使いこなすのが私達宮大工の仕事です。
出来るだけ合板類、集成材等を少なくして無垢にこだわり頑丈で長持ちする建築を提案します。
建物は構造が重要です。太い柱、梁など、昔の建物は太い材料で作ってありますので、長持ちします。
昔ながらの伝統工法を貫き、100年・200年使い続けられる建築を目指します。