愛知県一宮市萩原町
本堂を持ち上げて新しい基礎を作り耐震補強工事も同時に行い、瓦の伏せ換えと腐食部分の取替、屋根の庇の補強工事
新しく本堂の裏にトイレと水屋の新設、脇部屋を洋間に変更、書院の増築して玄関を改修、増築し物入増築
改修後の本堂
改修後の書院玄関
外陣正面
余間に新しく襖絵をかき、床には金紙の張替えと蓮の花を書きました。
内陣の床の張替えと格子天井の磨き、綺麗に成りました。
後堂部分が20cm位下がっていた原因が南北に地割れが有りそのせいで沈下していました。
基礎の補強、全体を持ち上げて下に鉄筋を組みベタ基礎を作ります。
段差のある部分は土を取り除き、コンクリート擁壁みたいにして補強します。
改修前は土盛して有るだけで、盛った土が崩れて外回りの土台にかぶり白蟻の被害に合っていました。
新たに壁を作り、耐震壁としてバランスを考えて壁の配置を増設します。
書院を増築する時に同時に古い柱などを新しい柱に入れ替えました。
屋根の補強で隅がどうしても下がり気味なので桔木を追加して補強します。
屋根瓦も地震に持つように桟葺き工法、雨漏りしやすい谷にはステンレスの谷樋を入れます。
本堂の妻の箕の甲下地、土を使わない為に下地を正確に作り瓦を固定します。
内陣の床の張替えと格子天井の磨き、綺麗に成りました。
改修後の後堂の廊下、桧の無垢のフローリング
増築したトイレ、なるべく無垢材を使用して有ります。
増築した書院の天井板、秋田杉の無垢板張り
本堂脇の鼻部屋と洋間
本堂と玄関の間の浜縁の場所を部屋にしました、以前は浜縁のままで雨が降ると玄関の水が全て浜縁に落ちてくるので水浸しになっていました。