滋賀県長浜市湖北町高畑
本堂の基礎を新たに作り不陸調整と傾きを直し、内陣の部分を切り離して解体し、新たに須弥壇部分だけを作り直して本堂を減築しました。
本堂を小さくして屋根形状も入母屋造りから方形に変更しました。合わせて耐震工事も行い耐震壁を新たに作りました。
旧本堂の入母屋の姿。
改修工事後の方形屋根の姿
本堂を減築した結果、ほぼ四角に成ったので方形屋根にしました。
本堂後ろからの姿。
内陣正面、内陣の奥行きを1.3mに短くして須弥壇等を置かない様にしました。
内陣の奥行きが短くなって、内陣全体が明るく成りました。
窓をつぶさない様に耐震の格子壁を作り外部からの色合いも合わせて古色を塗りました。
浜縁板使える所は残して、傷んでいる所を作り直して全体に色合わせもしました。
本堂と庫裡と書院を繋ぐ廊下、片壁だけを解体して幅を改築した本堂に合わせて作り直しました。
基礎が無い昔の本堂の建て方なので、新しく基礎を作りました。
柱は直接コンクリートに接しない様に石の上に建つようにして、ホールダウン金物とアンカーボルトで固定しました。
向拝柱の根元が半分腐っていたので、根継ぎしました。
内陣の後ろの壁などには筋交いを入れて耐震性能を上げました。